学習支援、ボランティアの支援者の育成

学習支援
 当団体の学習支援活動は2005年に始まり、今年で20年目を迎えます。
 学習が思うように進まない、外国につながる子どもたちに何かできないかというのが活動の出発点です。彼らの多くは、日本の学校教育で取り残されているのが現状です。そして、親の仕事や生活の都合で来日することになったにもかかわらず、家庭でのケアやサポートは十分とは言えません。そのため当団体は、子どもたちにとって学校と家庭の間の架け橋となるような、安心できる「居場所」となる学習支援を目指してきました。
 毎週末、日本語の学習及び持参した宿題を学習しています。外国につながる子ども1人に対し、ボランティアの学習支援者1~2人で学習します。計算や漢字の読み書き、文法、音読、日本地図(都道府県、県の特産)などを学習開始のルーティンワークとして用意しています。
 外国につながる子どもやその家族にとって、自分や家族の意志だけでは日本に居続けることができないという、在留資格に関する根底の課題があります。私たちはその課題と向き合いつつ、必要に応じて専門家と連携しながら、子どもの家庭を支援にも取り組んでいます。

ボランティアの支援者の育成
 学習支援者には、子どもひとりひとりを尊重し、一方的に教えるのではなく子どもの学びのサポートを重視する方を求めています。そして、初めての方や経験者、継続者のためそれぞれに合わせた勉強会や研修を不定期に実施しています。
 学習支援者の多くは、働きながら、子育てしながら学習支援に関わる方々です。さらに、高校生の時から私たちの活動に参加し、「ここで学習支援が続けられるような進路を選択した」という支援者もいます。また、育休や子育て中から支援に参加し、復職後も支援を継続している支援者も複数います。私たちの学習支援活動は、学習者にとってだけでなく、支援者にとっても「成長したくなる居場所」になっていると言えます。

 このように、当団体の学習支援は、活動にかかわるすべての人の「居場所」となる活動を目指してきました。
 今後も学習支援サポーター養成活動や他の多文化共生を推進する活動を通じて、より多くの人に外国につながる子どもたちにとっての課題を発信していきます。そして、今後もこの学習支援の活動を持続・拡大していきたいと思っています。